脳卒中後遺症としての運動麻痺は、完全に回復することは稀であり、ほとんどの場合は障害が残るといわれています。このコーナーでは後遺症として残ってしまった運動麻痺とうまく付き合っていくために、自宅で出来る体操を紹介します。
A 関節が硬くなる。 ⇒拘縮(こうしゅく)
B 運 動 しづらくなる 。 ⇒ 体 力 低 下
このような運動麻痺の症状を
悪化させないような体操が必要です!
・「気持ちが良い」を運動の目安にすると効果的でしょう。 無理な運動や疲労は逆効果に成り兼ねません。痛みが出るようでした ら速やかに運動を中止しましょう。
・その「気持ちが良い」ところで20秒〜30秒姿勢を止めます。 ゆっくりと元の姿勢に戻してから2〜3回繰り返します。
・筋肉や関節は温めると緩む(ゆるむ)特長を持っています。そのため、 お風呂上がりなど体が温まったときに体操を行うとより効果的でしょ う。
ポイント
椅子やベッドに楽に腰掛けます。余分な力を抜くために深呼吸をすると良いでしょう。
全身の力を抜き、体を前に倒します。背中が左右ともに傾きが出ないように注意します。
麻痺のある手を体の前で支え、肘を伸ばします。 さらに、肘を伸ばしたまま上へと両手を挙げます。 このときに肩や腕に痛みが出るようでしたら、無理をせずに痛みのない範囲で動かしましょう。
先程の体操と同じ様に、麻痺のある手を体の前で支え、肘を伸ばします。 肘を前に伸ばしたまま後ろを振り返るように体を回します。 十分に体が伸びたことを確認してから反対側へと体を回します。
仰向けに横になり、麻痺のある足を曲げて、体の前で抱えます。
運動麻痺の回復には個人差があり、すべての方がこれらの体操で症状の維持・改善が望めるわけではありません。脳卒中は100人いれば100人とも回復過程や後遺症が異なると言われているほど、個人差がある病気です。ご不明な点がありましたら、主治医・リハビリ担当者にお尋ね下さい。