■北原脳神経外科病院が実施している「集団栄養指導」よりの抜粋です。  監修: 管理栄養士 園部 優子
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 年を重ねるにつれ、すこしづつ腸の筋肉がゆるみ、腸の動き(ぜん動運動)が弱くなるため、便秘になりやすくなります。特に脳卒中後の方は、身体の麻痺や運動不足により、便秘になりやすくなっています。

 便秘は食欲を低下させるばかりでなく、排便の際に息むので、血圧を上昇させてしまいます。特に高血圧の方は便秘を防ぐことが大切です。

★便秘とは?★

 便通には個人差がありますが、3〜4日便がでなかったり、便が硬く、ころころしていたり、排便時に苦痛が伴えば、便秘と考えます。

 毎日便が出ていても、なんとなく残便感があるようなときも、便秘といえます。


★便秘の人が増えている!★

 日本人は、もともと食物繊維を多く含む野菜や穀物中心の食生活でした。

しかし今日では洋食、特に食物繊維の少ない肉類を中心とした食生活に変化してきています。これらによって、お通じをよくする働きのある食物繊維を食べる機会が減ってきているのです。

便秘予防の3原則

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水分をとること
1日1.5リットルの水分を、お茶やお水などでとりましょう

A
食物繊維をとること
いも類や野菜類など、線維の多い食品をしっかりとりましょう
B
体を動かすこと
リハビリだけでなく、めりはりのある生活を送ることも大切です

★便秘の薬について★

 便秘の薬には、腸内の水分量を増やし、便をやわらかくするものと、腸の動きを活発にするものなどがあります。

 薬のなかには、多量に使うと副作用のでてしまうものもあるため、医師と相談し、決められた量を守ることが大切です。

便秘予防のための食生活について

まずは、生活習慣そのものを見直しましょう!こんなことしていませんか?


便意があっても我慢してしまう

⇒便意を我慢すると、だんだんと便意を感じにくくなってしまいます。
便意を感じたら、たとえ出なくてもトイレにすわる習慣をつけましょう。

朝食を抜く

⇒よく、「起きぬけの冷たい牛乳や水が良い」と言いますが、これは寝ぼけた腸に刺激を与えて運動を促す効果があるためです。朝食も同じで、毎日きちんと食べることが大切です。冷たいものだけでなく、温かいスープやコーヒーなども胃や腸に刺激を与えてくれます。

 

<<便秘に効く食事>>

 便秘の改善には「食物繊維」
 ほとんどの便秘は、食物繊維をとることで、便のかさが増え、やわらかくスムーズに出やすくなります。

 

水溶性食物繊維……水分をたくさんとりこみ、便をやわらかくします。コレステロールや糖を排出するはたらきもあります。

              多く含む食品⇒バナナやキウイフルーツなどの果物  にんじん  こんにゃく 海藻


不溶性食物繊維……便のかさを増やします。
              血圧を下げたり、有害物質を排出する働きもあります。 

              多く含む食品⇒たけのこ  ごぼう  麦・玄米などの穀類  いも  きのこ類など

水溶性・不溶性食物繊維を両方含む食品⇒トマト  りんご  セロリ  玉ねぎ

★ 水溶性・不溶性食物繊維の両方をとることが大切です。

 

腸の動きを促すマッサージ法

 「の」の字マッサージ
時計回りに「の」の字を描くようにおなかをさすります。
大腸にそってマッサージすることで、運動を促します。


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