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高齢化が進むわが国において、脳卒中治療のあり方も転機を迎えています。 以前から言われている、超急性期治療(出来るだけ早く治療を開始すること)の重要性については言うまでもありません。しかし、ひとたび症状を抱えてしまった高齢の患者さんには、リハビリの有効性、症状の改善度において、より大きな障壁が待ち受けていることも事実です。 そういった社会情勢を背景に、現在の脳卒中治療の視点は、発症前に危険を察知し出来るだけ低侵襲(身体に負担が少ない)で予防する治療に重点がおかれるようになってきています。 @まず、脳卒中の中でも大半を占める脳梗塞ですが、無症状または軽度の症状でありながら、詳しく検査してみると、主要血管の狭窄や閉塞が見つかり、重篤な脳梗塞となる一歩手前である場合があります。 そのような場合に、皮下の動脈を脳表の血管につなぐバイパス手術や、血管内の動脈硬化病変を摘出したりする手術を行うことによって、脳血流を増加させたり、脳血管の塞栓源(血や脂の塊)を除去することで、脳梗塞を予防できることが確実にわかってきました。 |
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